

アーティスト:ENDON
タイトル:Boy Meets Girl
品番:Black Smoker BSFT-01
発売日:2018年9月5日
価格:2160円(税込) ※送料無料
フォーマット:CD
[収録曲]
① Boy Meets Girl ②Heart Shaped Brain ③Born Again ④Doubts As a Source ⑤Love Amnesia ⑥Final Acting Out ⑦Red Shoes ⑧ Not for You
Recorded & Mixed by Atsuo(Boris)
Mastered by Soichiro Nakamura(Peace Music)
Art Direction by Kosuke Kawamura
今年2月の "STREET JUSTICE" オープニングでも演奏してくれたENDONのニュー・アルバム!
過去に数多試みられた転化・拡張・融合とは異なる方法論を用い、粒子に粉砕されたロックの聖骸=ノイズを 陶酔的衝動の下に結晶化・リヴァイヴァル(再臨)させ、喇叭を吹かんと目論む東京のクインテットENDON。そ の新たな研究報告書は2017年次の報告以上に簡潔な単語の組み合わせで記されているが、文脈が文字通り 脈動しているとすれば心拍の計測には非常な困難が伴う。原初のブルーズを敬愛する宮部幸宜のギターは名 手を隠さず、愛甲太郎、那倉悦生のエレクトロニクス、サンプルワークはケネス・アンガーや晩年のデレク・ジャ ーマンを思わせる。横田 慎のドラムに至っては、軽やかなイーヴンキックをも聴かせてしまう。総じて表面的 には(Link Wray、MC5、HAWKWIND、THE DAMNEDからANTI CIMEX、BLACK FLAG、NURSE WITH WOUND、 John Carpenterまで内包した、現時点においての)トラッドですらあると言えよう。そこへ、ヴォーカライゼーシ
ョンの行き過ぎた抽象化でENDONという計画の意味性を担ってきた那倉太一の声が、言語の獲得によって 事態をさらにややこしくしている。もはやロックバンドの“フォーム”ではなく、ロックバンドそのものが実体化 されてしまう。それはある種ENDONにとってのアイデンティティ・クライシスだろう。同時に、誰しもの琴線に触 れる可能性でもある。だがENDONはスティル・サイコだ。この不穏なサウンド・ノワールは決して貴方のため に書かれてはいないが、情報量でクロックアップした気になっている貴方のハート印の脳を確実にオーヴァ ーロードさせる。新人類よ永遠なれ、と呟く日へのカウントを進めるに違いない。(久保田千史)
[ENDON]
エクストリーム・ミュージックの決定的な更新を目論み結成、2007年現行のヴォーカル/ギター/ドラム/ノイズx2 体制に。ギター/ドラムのソリッドな 演奏を機軸に、ハードコアやブラック・メタル的意匠をまといノイズで空間を埋め尽くすサウンドは、シーンの最先鋭として知られる。1stアルバム『 MAMA』(2014年、BorisのAtsuoプロデュース)発表以降、バンド/ノイズ界は勿論、クラブ・カルチ ャーからストリート・シーンまで横断して活動。海 外でのライヴ活動も積極的に行い、2016 年は 2 度 の北米ツアーを実施した。2017年春にKurt Ballou(CONVERGE)によるUS録音の2ndアルバム『 THROUGH THE MIRROR』を発表。同年秋のBoris北米ツアー全行程に帯同した際のあまりに強烈なインパクトも手伝い、各国複数メディアにて激賞さ れ、2017年間ベスト・リストにも数多く名を連ねている。
Taichi Nagura : vocals
Koki Miyabe : guitar
Shin Yokota : drums
Taro Aiko : electronics
Etsuo Nagura : electronics
Official HP : http://endon.figity.com/
Official Twitter : https://twitter.com/tokyodionysos